言葉が通じないタクシーをチャーターして・・・
サラーム!ヒロアキです。
シーラーズの、いやイランの一大観光スポットと言っても過言ではないのが『ペルセポリス』です。アケメネス朝ペルシャ時代の首都だった場所です。ローズモスクを見に行ったその足で、ペルセポリス観光に向かいました!
ペルセポリスまではバスなどを乗り継いで行くか、タクシーをチャーターする2通りの方法があります。
どうやって行こうか道端で相談していたら、親切なイラン人が話しかけてくれました。
「ペルセポリスに行くの?チャーターした方が良いよ」と、タクシーを拾ってくれましたではないですか!ありがたや〜!もうこれで行こう!
ちなみにお値段は600,000リアルが底値のようです(何台かタクシーを捕まえて交渉してくれました)。ペルセポリスと、近くにある『ナグシェ・ラジャブ』『ナグシェ・ロスタム』という遺跡にも行くコースです。
ちなみにタクシーを拾ってくれた人は英語が話せたのですが、タクシーのドライバーは全く英語が通じません。なんとなく雰囲気でコミュニケーションしつつ、ペルセポリスまではおよそ1時間20分ほど。
ペルセポリスの入り口に到着。イラン最大級の遺跡とあって、迫力がすごい!
ちょうど天気も良く、散策するには最適でした。
広大な遺跡が広がります。正直、僕はペルシャの歴史についてあまり詳しくありません。
それでも、歩き方の解説を読みながらこの場所で起こったであろうことを想像しながら歩くのはとてもワクワクしました。
歩くことおよそ2時間!最後の方は疲れてちょっと駆け足で回ったにも関わらず、この大ボリュームの遺跡を見るのにこれだけの時間がかかってしまいました。
大満足でタクシーに戻り、次なる目的地に行こうとすると、ドライバーが何やら電話をかけて僕に渡しました。イランでは英語喋れないけどコミュニケーションしたい!って人は、電話かけて通訳してもらうことがちょいちょいあります。
電話の通訳「ドライバーは約束が違うって言ってるよ。ちょっと写真撮って次のところに行くって言ってたじゃないと。」
え、ええ〜〜!?いや、そんなこと言ったつもりないんだけど・・・
というか言葉通じないから言えないんだけど・・・
交渉のときにもっと時間について話してもらうべきだった。
他に2つの遺跡に行くつもりだったけど、ペルセポリスでかなり満足したし、もう良いかなあということで「時間をかけすぎちゃって申し訳ないので、もうシーラーズに帰ります」と伝えました。
電話で通訳してもらって、さてシーラーズに向かいました。
そしてペルセポリスを出て5分後。
ドライバー「2つめの遺跡だよ」(的なことをペルシャ語で言ってたと思う)
あれ〜〜〜??
もう帰るって伝えたつもりだったんだけど・・・
せっかく連れてきてもらったのでまあ入ってみるか、って感じで入ったのが『ナグシェ・ラジャブ』。しかし入ってみたは良いものの、少し広めの敷地のなかにレリーフがポツンとあるだけ。
滞在時間はおよそ5分。正直入らなくても良かった・・・・
次に向かったのは『ナグシェ・ロスタム』。こっちもさっきと同じく期待はずれだったらどうしよう・・・って思ってたら、こちらはすごい!
崖を十字に大きく掘って作ってあるのは、王様のお墓。ここには4人の王が眠っています。写真では伝わりにくいんですが、この遺跡のスケールは本当に大きい!
車で向かっているときに、はるか遠くから巨大な墓が掘られているのが分かります。そのスケールの大きさに惹かれたのか、ドライバーも入場料を払って入ってました(笑)
僕はペルセポリスよりこの『ナグシェ・ロスタム』が一番良かったです。切り立つ崖にある王墓の存在感はハンパない!ペルセポリスに行くなら是非このナグシェ・ロスタムにも足を運んでください!
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