親切なエロイラン人に案内してもらった話
サラーム!ヒロアキです。
テヘランから次の都市、シーラーズへと移動します。イランはバスがものすごく発達しています。主要都市なら1時間ごとくらいに出てるので、予約なしでバスターミナルまで行けばチケットはすぐ取れます。
バスターミナルの様子。
バス会社もたくさんあるので、満席ということも少ないと思うのですが、問題はどのバス会社を選べばいいのか分からない!
どの会社にしようかオロオロしていると親切なイラン人が、「どこ行きのチケットが買いたいの?大丈夫?」と話しかけてくれましたが、どのバス会社が良いかどうかは分からず・・・・(ちなみにこの人はタイトルのエロイラン人とは違います)
結局、歩き方に載っていた大手っぽい会社『TBT』に決めました。
イランで初めての長距離バス。どきどきですが・・・・
車内は広々としていて素晴らしい!
4列シートのノーマルバスと、3列広々のVIPバスがあるのですが、夜行なので快適そうなVIPをチョイス。
テヘランからシーラーズまで、ちょっと値切って1人420,000リアル(1,600円くらい)でした。イランのバスはとても安いです。
乗り心地はとても快適でした!翌朝シーラーズに到着。
バスターミナルから中心に向かうのですが、バスが有るはずだと探すも見当たらず。ここでもオロオロしているとまたまた親切なイラン人が助け舟を出してくれて、乗り合いタクシーで市内まで連れてってくれました!
このイラン人が素晴らしく親切でした。まずは宿を確保せねばなので「安いホテルを探している」と伝えると、目星をつけていたところより安いホテルに案内してくれました。そして、市内観光の案内役まで買って出てくれたのです。
バスターミナルで会っただけの旅人にそこまでする???でも悪い人ではなさそうだったし、お願いすることに。名前はメフディさん。
まず連れて行ってもらったのはバザール。
バザールにはテヘランでも行きましたが、やっぱりイランのバザールは面白い!中東の雰囲気がとても良いです。
ペルシャ絨毯が有名なイラン。織物系のお店がたくさんあります。この他にもお菓子屋さんやスパイス屋さんなどなど。
そのバザールから歩いて向かったのがシャー・チェラーグ廟。イスラム教の聖人の廟です。荷物チェックがあり、カメラは持って入れないのですが、携帯で外から撮るのはOKだそう。
ちなみに異教徒は中に入れないそうですが、メフディさんいわく「ムスリムですって言えばOK」だそうなので、中に入ってみました。
中では写真撮れなかったのですが、本当にすごい!!天井が鏡張りで、キラキラ輝く空間はすごく綺麗でした。そして建物の中央に廟があるのですが、みんな額をつけたりキスしたり。聖人の偉大さを思い知らされました。
そこからはバスでエラム庭園に移動。ここは『ペルシャ庭園』として世界遺産に登録されている場所です。ちなみに外国人は入場料が150,000リアル(500円くらい)と高いです。
庭園は確かに綺麗。なんですが、訪れたのは10月の秋。花が美しい庭園の風景は見られませんでした。
庭園のベンチで休憩しているとき、女性2人組を見つけたメフディさんが衝撃の一言。「あの女の子を君のワイフにするのはどう??」
はああああ!?
僕のワイフもう隣にいるんですけど???
なんでも(メフディさんが言うには)イランでは一夫多妻制がOKらしく、彼は奥さんとは別に彼女がいるらしい。そして奥さんもそれを理解しているらしい。さらに道行く女の子に声をかけたりするらしい。
「何がプロブレムなの?」って言ってたけど、ビッグプロブレムですから!
大丈夫かこの人・・・と不安になりつつ次のスポット、クルアーン門へ。
ここはシーラーズの玄関口に当たる場所にある門で、近くに公園や展望台があります。入場料を払って展望台に登ってみました。
小高い丘からシーラーズの街並みが見渡せます。
木に好きな文字を掘ってくれるおみやげ屋さんがあったのですが、ナルさんはメフディさんに「アイラブユー・ナル」って掘ってもらおうか、などと言われたそうです。
こ、こいつ・・・・・!ひとの嫁に堂々と手出そうとしやがって!!!
とはいっても、一日中観光に付き合ってくれて、お茶までごちそうしてくれて、夜になると「じゃあ飛行機の時間だから〜」とチップも何も要求せずにさらりと去って行きました。
エロオヤジだけど基本的にむちゃくちゃ親切なイラン人に案内してもらった一日なのでした。
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