世界の食が集まる場所で
ナマステー。naruです。
ポカラでの生活は、朝起きたらカフェのモーニングへ行って、日当たりのいいベランダに洗濯物を干して……と、日本での休日がずっと続いているみたいな日々。
私たちが泊まっていたのは、サンタナポカラという日本人宿のすぐ近く。レイクサイドの一番端っこの「sunshine guesthouse」です。はじめはサンタナに泊まろうと思っていたけど、予約なしで行ったら部屋が埋まっていて、隣のゲストハウスを紹介してもらったのでした。日本語堪能なご主人とキレイ好きな奥さんがいて、とても居心地がよかったです(^^)
レイクサイドは観光地なので、ほかの地域に比べると物価は高いらしいけど、それでも旅行者にとっては言うまでもなく安く、長期滞在者には天国でした。というわけで、今日は滞在中に何度も通ったお店を中心に、厳選したポカラの食レポートをお送りします♪
毎朝焼きたてのパンが食べられる「cafe17」
リピート率ナンバーワン!
宿から出て坂道を降りた右手にあるカフェは、ほぼ毎朝通っていました。昨日のヒロさんの記事に出てきた朝食セットも◎ですが、店内のオーブンで焼き上げるデニッシュパンのレベルの高さはポカラでも随一。 中でもパン・オ・ショコラは絶品です。単品の値段は、ポカラのなかでも少しお高め設定ですが、ネパールとは思えないクオリティのパンが食べられます♡
窯焼きピザなら「pokhara pizza house」
店内で窯焼きするトマトベースのピザが食べられるお店。
宿から徒歩5分もかからないので、ガタガタのバス移動で疲れていた到着初日にフラフラ食べに行きました。生地の厚さは時々でムラがあるけど、わりとぶ厚めで食べごたえがあります。私たちの場合は、1枚をシェアしても充分なくらいでした! デリバリーも行っているので、旅先で本格宅配ピザを楽しむこともできるかも!?
安く済ませるなら①「sun welcome restaurant」
作り方は邪道だけど、安い!
pizza houseより100ルピーもお値打ちなピザを出してくれるお店です。なんと生地を鉄板の上でパンケーキのように両面焼きしてから、具をトッピングして、フタをのせてチーズを溶かします(笑)。当たり前ですが食感も何か違う。サクサクしています。でもトマトソースの旨みが深くて、これはこれでありでした。場所はcafe17の横です。
安く済ませるなら②「sandwich point」
10種類近くある中から選んだ具と、たっぷりのキャベツ♪
ショーケースに無造作に入っているパンはあまり美味しそうに見えないけれど、食べてみると意外に食材とマッチ。写真はSサイズで100ルピー未満、Lならこの倍で、それでも100ルピー台前半でお腹いっぱいになります。宿からは、徒歩10分くらいかな? かなりリーズナブルなので、もう少し近ければこちらに毎朝通ってもよかったかも。
ガッツリ食べたいなら「steak house」
出てきたのは、げんこつ大の水牛ステーキ!
ヒンドゥー教徒が多いネパールでは、牛肉を扱うお店はほとんど見ません。その代わり、ちらほら見かけるのが“BUFF”、すなわち水牛(バッファロー)の肉! 私から見たら同じ牛なのだけど、ヒンドゥー教的には違うみたい。「堅かったりするかな?」と思いましたが、全然そんなことありませんでした。ソースも種類豊富で、ふたりで10分くらい悩んでた気がします。
たまの贅沢に日本食「aozora」
カトマンズに続き、完璧な日本食をいただけるお店。
上から、私が愛食した「鶏の照り焼き丼セット」「梅カツセット」。ヒロさんは「ラーメン・チャーハンセット」が大のお気に入りでした。写真だけ見たら、日本みたい。sun welcomeのピザが170ルピーだったのに比べて、aozoraはセットメニューが400ルピー前後なのでやっぱり贅沢品だけど、食べずにはいられないお味でした!
看板犬のモップくん(勝手に命名)も可愛かったです♪
小腹が空いたら「metro」
私たちは、バターシュガーが大好きでリピート!
ポカラ滞在も残りわずか、というときに教えてもらったクレープ屋さん。甘すぎるお菓子があまり好きじゃない私ですが、このバターシュガーはシンプルisベスト♪ 美味しかったです。機会がなくて食べなかったけど、お惣菜クレープもありました。メイン通りから1本入った場所にあって見つけにくいのが難点ですが、探してでも食べる価値はあります。
ポカラはヒマラヤトレッキングの玄関口になっているだけあって、世界中から観光客が訪れます。レイクサイドにいたっては、体感的に観光客の数が地元のネパール人より多いくらい。ある意味で多国籍な街だから、各国の料理も充実しているのかな。
ただ、ここ数年上がり続ける物価の影響で、数年前のガイドブックと比べると、特に観光客相手のレストランは全体的に100ルピーくらい値上がりしている印象でした。宿のご主人の話だと、以前のレイクサイドは湖沿いに畑が広がり、人も今よりもっと穏やかだったそう。10年前くらいから急速に進んだという観光地化。宿の屋上から、つくりかけの新しい建物に遮られてほとんど見えなくなってしまった湖を見て、ご主人は少し寂しそうな表情でした。
寂しいからといって、一概に観光地化を否定もできないから複雑なのだろうけど。私たちが毎朝通っていたcafe17に、同じく毎朝通ってコーヒーを飲むご主人は、ネパールでは間違いなく裕福な側に入るのでしょう。そして朝のカフェにいると、レイクサイドでお店を営む家庭の多くの子どもたちが、きちんとした制服をきてスクールバスに乗り込んでいく様子も見かけます。そんな光景を見ていると、きっとポカラは観光地として成功しているのだろうなと思います。発展にともなう変化は、静かだった街に、いいことと悪いことを同時に連れてきています。
それにしても、ポカラ。
のんびりしてていいけど、この先のスケジュールを考えると少し、あせります。
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