6時間遅れのご褒美は素敵ホテル!
ナマステー。naruです。
リアルタイムはカッパドキア@トルコに到着しました♪ ニョキニョキ地面から生える不思議な奇形岩を気球に乗って見てきます! でもお天気イマイチで今朝のフライトはキャンセルに。明日はどうかなあ。
さて、インド編もついに最後の街へ。
早朝6時、眠気まなこの宿のご主人にリキシャーを呼んでもらって駅に向かいます。前日に早朝出発の旨を伝えたときは「余裕で起きてるよ!」って感じだったのですが、実際はものすごく寝起きでした(笑)。
わざわざ起きてくれて、ありがとねー!
騒がしくて人も気温も暑苦しいアグラも、朝の風を切りながら走ると違う街みたいに爽やか。誰もかれも目覚めたばかりで、なんだかユルユル。
今日、向かうのはジャイプルという街。
観光的にはすごい井戸があったり。
あと、美味しいラッシー屋さんがあると聞いていたり。
もうひとつ、地球の歩き方で「コストパフォーマンスがすばらしい」と評されていて期待度満点のゲストハウスに予約を入れていたので、ついつい気持ちがはやります。楽しみ!
駅に着いてまずすることは、電光掲示板のチェックです。インドの列車はいつも遅れがちで、時には何十時間も遅れることもあるのだとか。
そして私たちはこの日、その片鱗を体験することになりました。
時刻を確認すると、んんん1時間遅れ?
ま、インドだからね! 腹ごしらえでもして待てばあっという間だよね。
観光地の駅なので、一応構内に冷房のきいた食堂もあり、はじめは余裕のかまえでドーサを食べていました。マサラ味のポテト入り。相変わらず美味しい♪
食べ終わって、そろそろかなと様子を見に行きます。
すると時間が30分延びていました。
なんか、地味に延びてる……。
でもま、もうあと30分ならすぐ来るよね。
そうしてまた少し待って、掲示板を見に行きます。するとまた30分延びてる。こ、これはなんだか嫌な予感。
ちなみにインドの鉄道はある意味発達している部分もあって、例えば自分の列車の予約状況や現在位置まで確認できる機械が設置されています。ネット環境があれば携帯からも確認できるみたい。システムは素晴らしいのに、1日に数時間必ずメンテナンス状態になったり、駅の機械自体が壊れていることも多いのがインドらしくて残念なところなのですが、アグラの駅は珍しく機械が生きているのをヒロさんが発見! さっそく列車の現在位置を確認すると、ここで驚愕の事実が発覚。
列車は5時間前に出発しているはずの駅に、まだいました。
え。
掲示板は「あと30分でくるよ!」って言ってるけど。
明らかに無理では。
この「もう少し! もう少しで行くからあとちょっとだけ待って!」と言われ続ける状況は、結局このあと6時間続きました。私たちの早起きの意味はどこへ……!
このあとは、ひたすら時間を潰すことに時間を費やしていました。
お絵かきしりとりをしてみたり。
黒いぐちゃぐちゃは、絵を書くことに夢中で「ん」のつくものを書いてしまったあと。
全部私です……。でもヒマなので、しりとりが飽きるまで続けました。
ヒロさんは、電車の観察に行ったりしていたみたいです。
長距離列車が到着すると、スナックやチャイ、サモサやビリヤーニーなどを持ったおじちゃんたちがいっせいに群がります。窓から手を出して買うシステム!
農作業機器の運搬列車も停まっていたそうです。
駅にもサル。
誰かのバナナが餌食に……。
待てども待てども、じわじわと遅延していく時間。
はじめは快適に涼んでいた食堂は途中で停電して、どんどん暑くなってきます。
そして、ついにホームに電車が入るよと掲示板に表示があってからも、また1時間待ち!
最後のシメは、ノンアナウンスでのホーム変更でした。
「もう少し! もう少しで行くからあとちょっとだけ待って!」
が、何時間も続くインドの列車。いいかげんというか、何というか……。
たぶん、彼らも早く到着したい気持ちはあるんだと思います。でも、結果ウソをつくことになるより、正確な時間を教えてくれたほうが助かるのよと、インド人に教えてあげたい……。
7時前に発車予定が、アグラを出たのは13時すぎ。
ジャイプルに着いた時には夜の8時をすぎていて、ほとほと疲れ果てていた私たちを、それでも救ってくれたものがありました。
それがジャイプルの素敵ホテル!
なんでもオーナーがかなりのこだわり派らしく、部屋を一つひとつデザインしているのだとか♪ バスルームもホテルみたいにガラス張りのピカピカで、ダブルで990ルピー(約1980円)というから驚き!
見てきたばかりのタージ・マハルといい、インドは時々びっくりするくらい良い仕事をします。このホテルもそうでした。
駅から少し歩くけど「パール・パレス」、かなりおすすめです。
それにしても本当、インドの列車はどうしてこんなに遅れることができるんだろう……。
不思議です。
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