ムンバイで見たカースト制度の光と影
ナマステー!ヒロアキです
ゴアから夜行バスでムンバイに移動してきました。
前日に歩き回った上に夜行バスでもう既にヘトヘトですが、今日も夜行列車で移動です。
ここムンバイはインド有数の大都市で、バックパッカー泣かせの高い物価で有名です。
できるだけ安く上げるために、ゼロ泊での弾丸観光になりました。
が、既に後悔してます。
朝から二人とも疲労困憊です。
駅の食堂でしばらく休んでから観光にでかけます。
まず目指したのはドービーガートです。
インドではカースト制度が根強く残っていて、カーストによって職業が決まります。
ドービーガートは洗濯を職業とするカーストの人たちがひたすら洗濯している超巨大な洗濯場なのです。
中に入ると100%トラブルになるそうなので近くの陸橋から見てみると・・・
ほんとに超巨大でした。
奥にもまだ広がっていて、どれくらいの広さかここからでは分からないくらいでした。
人々が一心に洗濯しています。
洗濯機使えばいいんじゃない?って思ったのですが、なんとドービーガートで洗濯してもらう方が洗濯機の電気代より安いらしいです。
洗濯機って1回まわして100円もしないくらいじゃないの??それよりも安いって・・・
洗濯に従事する人たちは、カーストにすら入ることが出来ない、不可触民と呼ばれる人たちだそうです。
そしてカーストは現世では変わらない。
彼らは一生ここで洗濯を続けるのでしょうか・・・
いままで何となく聞いた話でしか知らなかったインドの現状を見せつけられたようで、否応なく考えさせられたのでした。
ドービーガートを後にした僕らは次にインド門へと向かいます。
チャーチゲート駅から乗合タクシーで行きました。
インド門は海に向かって建っている、巨大な門です。
ここで修学旅行の集団みたいなのに遭遇、20人くらいのインド人と一緒に写真を撮るハメになりました。
インドを歩いてると写真お願いされることはありますが、こんな大人数に囲まれたのは初めてでした。
さて、次なる目的地はタージマハルホテルです。
ここでの目的はただ一つ、トイレを借りることです!
トイレ事情が非常によろしくないインド。ですがここのトイレはインドで一番キレイらしいのです。
写真がないのでお見せできないのが残念ですが、ピカピカに磨かれた床に清潔なタオル、さらには掃除係りの人がずーっといて、手を洗ったらタオルを渡してくれたり、使用後のトイレはすぐ掃除したり。
噂に違わぬ最高のトイレでした。
もちろん素晴らしいのはトイレだけではありません。
豪華な内装に安心感のあるスタッフ。
さっきのドービーガートを見た後だと余計に、タージマハルホテルで働いているインド人が輝いて見えました。
彼らも同じインド人なんだなあ・・・
さて、次なる目的地はCST駅(チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅)です。
この駅の建物はイギリス統治時代に作られ、世界遺産に指定されているのです。
たしかにとても立派な建物でした。
これ駅なの?って思うくらい豪華で、世界遺産になるのも納得でした。
このあとオシャレな紙屋さんに行ったのですが、その話はナルさんが書いてくれるそうです。
弾丸ムンバイ観光もこれにて終了、夜行列車でいよいよインドの首都デリーに向かいます!
悪いインド人がいっぱいいると評判(?)のデリー、どきどきの上陸です・・・!
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