ザビエルさんのマネをして遊んだ、あの日の自分へ。
ナマステー。naruです。
南インド内陸部のハンピから移動して、海岸沿いのゴアにきました!
ゴアは欧米人に人気のビーチがウリの観光地。
けれど私たちが来たのはこの人に会うためです。
おちょくられがちなヘアスタイルと、
独特なポーズで全国の子どもたちに強烈なインパクトを残す彼。
フランシスコ=ザビエル!
胸の前で手をクロスするモノマネをして、私も遊んだことがあります。
(ヒロさんにザビエルさんのモノマネしてたって話したら「えっ、頭剃ったの?」って言われました。そんなわけないでしょ!)
思い返せば最初の出会い(?)は旅の序盤マカオ。中国で没した彼の右腕が納められた聖ヨゼフ修道院を訪れることからはじまり、マレーシアのマラッカへ行けば彼の遺体が一時安置されていたという教会があり、そこではじめて「あっ、ザビエルさんて本当にすごい人だったみたい。。」と気づいたのでした。中学で勉強してから、かれこれ17年ごしの気づき!
新市街のパナジからローカルバスに乗って、世界遺産にも登録される旧市街にいきます。
「景色を撮れっ」て窓際のおじちゃんがすすめてくれるんですが、バスがガッタガタで撮りにくい……!
渾身の1枚! 大きな川沿いを走って……
ついにたどり着きました、ボム・ジェズ教会!
中国で没して遥々ゴアまで運ばれてきたザビエルさん。意図したわけではないけれど、ゆかりの地を廻るようにして私たちもゴアまできました。
この教会にミイラになったザビエルさんが眠っています。
一番人が集まっていた祭壇(?)に祀られているのがザビエルさんかと思いきや、
地球の歩き方には、銀の棺に眠っていると書かれていたので、こちら?
その横にはミイラ化したザビエルさんの写真もありました。
実際にその姿が見られるのはなんと10年に1度だけ。今年がその貴重な機会なのだけど、残念ながら公開は年末年始。ある時に熱狂的な信者が遺体の一部を持って行ってしまって、普段は非公開になってしまったんだって。ザビエルさんすごいなー。
隣の聖フランスシス教会にも行ってみました。
中は工事中。こちらもザビエルさん公開の大イベントに向けてきれいにしているのかな? 休憩もかねて教会の中でひと休みしました。さらっと観光しているようですが、かなり暑いんです……。
明日にはゴアを発つので、ゆっくりはしてられない私たち。とはいえ暑すぎるので「1度お店にでも入って何か飲もうか」と教会を出て話していると、ちょうどパナジ行きのバスが発車しようと、車掌さんが大声で呼び込みをしてる!
バスは時刻表がないので、このタイミングは捨てがたい。「どうしよう〜」と言いながらも結局勢いで飛び乗ってしまいました。
「全然、余韻に浸るひまもなかった……」
と落胆ぎみのヒロさん。
たしかにね……。
飛び乗ったバスに揺られて一度パナジに戻り、さっき休憩しそこねた代わりにバスターミナルでラッシー飲みました。けれどこれが大ハズレ! なんか上手くいかない……(涙)。
次の日に訪れる試練が、ここからすでに始まっていたのかも。
と、今となっては思います。
そのお話はまた明日。
ちょっと気落ちしながらも、今度は「ミラマーミラマー!」と呼び込みをしているバスを乗り込んで、パナジから約3kmの場所にある終点のミラマービーチに夕陽を見に向かいます。ゴアには28ものビーチがあるのですが、中でもここはアクセスが便利なビーチ。
遠浅の海がずっと続いていて、裸足で遊び回れるのがたのしい!
泳ぐ感じのビーチではないからか、欧米人はほとんどいない代わりに地元のインド人や観光客が多くて、サリーや服を着たまま足だけつけて遊んでいる人や、砂浜でボール遊びをしている人たちがたくさんいました。
だんだんと日が落ちてきます。
インド人は写真を撮るのがかなり好き。
宝石みたい。
沈んでいった夕陽を見届けたあと、私たちはバスに乗ってきた道を帰るのでした。
ちなみに、酒税がないためお酒が安いというゴア。地元のシーフードをおつまみに一杯やりながら楽しい夕食! となるはずが、ベトナムでヒロさんが泥酔した際に交わした約束について見解の相違が明るみに出る結果となり、せっかくのお酒もなんだかイマイチ楽しめずに終わってしまいました。
やっぱり今日は、なんか上手くいかない……!
おまけ 〜ハンピからゴアの夜行バス情報〜
ハンピからのスリーピングバスは中が2段ベッドになっていて、ふたりで1.5畳分くらいのスペースを自由に使えました。通路側はカーテンを閉められるので個室感もあってなかなか快適。ただエアコンはついていないので、窓を閉めると暑いのだとか。私たちのバスは建て付けが悪くて、走ると窓が自動的に開いて風がゴウゴウ入ってくるので逆に寒かったです。適度に開けておけるバスに当たればいいけど、こればかりは運次第。
ゴアに到着したのは夜明け前。真っ暗な中でまずは宿探しをはじめたのですが、当然ながらみんな寝ている時間です。街はシンと静まり返っていて、人気といえば、大きな道沿いに歩く私たちを車がときどき追い越して行くくらい。宿の看板を見つけても扉は当然閉まっています。
結局、とある宿のご主人に出会えたのは、歩き出して2時間後!
重いバックパックを背負って歩いてへとへとでした。バス停で夜明けを待つのも手かもしれません。他の宿はまだまだ開く気配もないし、たまたま外に出てきていたご主人に快く部屋を見せてもらえたのはラッキーだったなあと思います。偶然にも地球の歩き方に載っていた宿で、このあと別の宿を見る選択肢もないし、ゴアの宿はここ「ヴァズ・レジデンス」に決めました。チェックアウト時間が8:30と早いぶん、早くから起き出していたのかも!
ゴアで学んだはずのこの教訓は生かされず、インドにいるうちに、もう一度彷徨うことになるんですけどね〜(´・ω・`)
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