大好きだったのに、訪れた突然のお別れ。
ナマステー。naruです。
インドに来てビックリしたのは、本当にごはんが全てカレーかカレー味だったことです。でももっとビックリしたのが、毎食カレーでも私たちが全然平気だったことでした。
朝起きたら「カレー食べたい」って思う。
中毒でしょうか!
でもごはんが合うと旅はグンと楽しくラクになるので、私たちはとてもラッキーでした♪
そして記事タイトルが非常に思わせぶりですが、今回も「食的な意味で」の記事になります。そろそろ色んな人から食いしん坊のレッテルを貼られそうですね……。
カレーには基本ポジティブな私たちですが、チェンナイで体験したインド最初の食事はいま思い返してもイマイチでした。路地裏にある超ローカル店で、今は南インドの一部の地域でしか見られないというバナナの葉をお皿代わりに敷いて米とカレーを食べるという、ビジュアル的にはインド最高の食事だったのになあ。
まず席に座るとテーブルにバナナの葉がバッと敷かれます。
そしてテーブルに置いてある水差しの水をじょぼぼっと垂らし、ぺぺっと手で洗ったあと、作り置いてあるお米やカレーを素早く盛ってくれます。
その水は大丈夫なのかとか色々気になるけれど、インドっぽくはある……!
さすが超ローカル店。
面白いのと、引いてしまうののスレスレを攻めてきます。
現地の人の食べ方も色々で、右手で器用にきれいに食べる人もいれば、お代わりにもらったしゃびしゃびのカレーで手を洗いつつ、最後はその手でカレーを受けてスープとして飲むという技を持ち合わせている人もいました。
すごかったです!
葉っぱかお皿かは置いておいて、数種類のカレーとお米やチャパティと呼ばれるパンがセットになったものを「ターリー(南部ではミールス)」と呼びます。数種類のカレーがお代わり自由で食べられるとあって、単調になりがちなインドの食事の救世主的存在になるはずだったのですが、私はこのインディカ米がイマイチ好きになれなくて、初日以来あまり食べた覚えがありません……。
代わりに「これでもかっ」と食べていたのが、インドのパン!
日本ではナンが断トツで有名ですが、本場インドには色々な種類のパンがあるのです♪
チャパティ
「チャパティ」は、ナンみたいに膨らんでない、鉄板の上で薄く焼かれたカサカサっとした手触りのパン。たいていのお店は焼き立てを出してくれるので、小麦の素朴な味わいが引き立ってとても美味しい!(焼き立てじゃないと美味しさが一気に落ちる……)たいていのお店で1番安いパンがこれでした。
プーリー
チャパティの油揚げ版。当然のようにカレーと合わせて、朝ごはんにみんなよく食べるみたいです。「朝から揚げパンなんて重い!」って思うでしょ? それがビックリ、ぺろんと食べられちゃうんです。日本にいた時は、コンビニのデニッシュパン1枚で充分だなあと感じていたのが嘘のよう……。
ドーサ
ヒロさんがよく食べていたのが「ドーサ」。南インド料理なのですがこのあともインド各地で食べることができたので、わりと一般的な料理みたい。ちなみにお皿からはみ出るサイズ感も全国共通! クレープみたいなパリパリ&もっちりパンで、お店によってほのかな酸味を感じました。
パラタ
私が大好きだったのが、この「パラタ」! バターを練りこんだデニッシュ状の層ができたインドパンで、カレーをつけても美味しいし、パラタだけで食べても幸せ!! 正直ナンよりパラタの方が日本でウケるのではと思うほどです。デニッシュちょっと流行ってたし。
誰か、名古屋か大阪でデニッシュ状のパラタが食べられるお店知りませんか?
ジャガイモの入ったパラタなどもあるのですが、プレーンがおすすめ。具が入ると生地がデニッシュではなくモチモチ生地になります。なぜ? あと、店ごとの表記がバラバラで“Paratha”とか“Parota”とか適当なので、注文するときは毎回想像通りのものが出てくるか賭けでした(笑)。
けれど残念なのが、このパンだけ、このあと街を移動したら全く違う料理になってきてしまったんです……。
長いインド旅。
まだまだ食べたいと思っていたのに、南インドも内陸部に入ると、パラタは全く違うインド版カルツォーネのような料理に変わってしまいました。
それはそれで美味しいんだけど、私はデニッシュ系パラタが食べたいんだああ……! この旅で食べた最高のパラタは、カニャクマリの食堂で出たものでした。サクふわ!
再現が難しそうなデニッシュ系パラタ。今でもまた食べたいって思うけれど、またインドに行かない限りもう一生食べられることはないのかなあと思うと、とても寂しい気持ちになるのでした。
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