インドの最果て、3つの海が交わる地
ナマステ~!ヒロアキです!
さて、初めての夜行列車でやってきた次なる街は、カニャクマリです。
この街はインド最南端の地なのです!
ここで地図をご覧ください。
地図を見ただけでテンション上がりませんか?
ここカニャクマリはインドで唯一、三方を海に囲まれている場所なのです。
つまりどういうことかというと、朝に東を見れば水平線から登る太陽を、夕方に西を見れば水平線に沈む太陽を見ることができるのです。
さらにインドは3つの海に囲まれているという話をしましたが、ここカニャクマリはその3つの海が交わる場所なのです!岬に立って左がベンガル湾、正面がインド洋、右がアラビア海なのです!!!!
昨日、インドをぐるっと回って3つの海を見ると言いましたが、実はここに来れば全部見れちゃうのです!!!!
テンション上がりませんか??????
ナルさんは全く上がっていませんでした。
それどころか何でわざわざこんな場所に行きたがるのかとむっちゃ不機嫌になってました。
最南端という響きだけで電車に13時間揺られて移動するのが意味不明らしいです。
そんなナルさんをどうにかなだめて、カニャクマリにやってきました。
適当な宿を見つけて荷物を置き、早速観光です。
どーん!
いきなり最南端来ちゃいました!
ここカニャクマリはヒンドゥー教の聖地です。
ヒンドゥー教は沐浴で身を清めると罪が洗い流されるという教えなので、インドの水辺にはガートと呼ばれる沐浴場があります。
カニャクマリのガートは海に面していて、海で沐浴するのです。
カニャクマリの沐浴は、沐浴というより海水浴です。
楽しそうにはしゃいでいるインド人が大勢いました。
ちゃんと沐浴している人もいます。
ここで夕陽を待っていると、何故か一緒に写真を撮ってくれと言われました。
楽しそうに写真に写るインド人とぼく。
何故かインドでは一緒に写真を撮ろうとよく声をかけられます。
なんで?外国人が珍しいのかな??
インド人は好奇心旺盛だけどけっこうシャイな性格っぽくて、なかなか言い出せないけど一人が言い出すと周りの人たちも「俺も俺も」と迫ってきます。
さて、写真撮影も一段落して気を取り直して夕陽を待ちます。
その辺にいるチャイ売りから買ったチャイでお茶しながら夕陽を待ちます。
日が沈んできました。
荒々しい波と海風の音の中で、空が真っ赤に染まっていきます。
まだ海水浴に興じている人もいれば、じっと空を見ている人もいます。
そしてまんまるな太陽が見れました。
すごい!夕焼けで空が赤くなるのはよく見ていたけど、日に沈む太陽をじっくりと見たのは初めてだったかも。
あっという間に日が沈んでしまいました。
ぼくは今日初めて「太陽が沈む瞬間」を見ました。
カニャクマリは本当に岬しかない街だけど、この夕陽が見れただけで来てよかった!
そして明日は同じ場所から日の出を見ます!
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