日本では絶対にありえない体験、というか危機一髪?
ミンガラーバー!ヒロアキです。
ヤンゴン滞在中のある晩。
いつものように豪華なディナーを食べて帰ってくると、ホテルの周りになんだかすごい人だかりが。
なんだろうなーと思いながらホテルに入ろうとすると周りの人にものすごい勢いで止められました。
なんだなんだ。
よく見ると僕らを止めた人はホテルのスタッフだった。
スタッフ「ファイヤーエマージェンシー!ファイヤーエマージェンシー!」
えっ??
なんと我らのホテルが火事だそうな。
そんなことってある???
ちょうどホテルの近くが、お世話になった『築地 旬』という和食屋さんで、マスターが外にいたので話を聞いてみた。
なんでもちょっと前まで火の手が上がってて、消防車が出動してようやく消し止められたところらしい。
なんてこったい。
今日の宿はどうなるの???
というか部屋に置いてある荷物は無事なの???
いや、それより何より外出しててほんとに良かった!!!
もし部屋にいたら巻き込まれて大変なことになってたに違いない。
不幸中の幸いというかなんというか、まずは自分たちが無事なことに感謝。
ホテルの入ってるビルは焼け焦げたりはしてないけど、停電で真っ暗。
どうしようかと途方にくれているとホテルの人が来て、別のホテルに案内するから彼に着いて行って!とのこと。
そっか、さすがに泊まる場所は確保してくれるのね。
ありがたや〜!
ホテルが火事になって別のホテルを用意してくれるというのは、ありがたいでもなんでもなく、普通かもしれない。日本では。
しかしここはミャンマー。こんなことは奇跡に近いのです。
で、その彼について行くと隣のビルに入ってずんずん階段を上がっていく。
そのビルも停電してて真っ暗。
んん?
こんなビルにホテルなんかあるの??
というかあるわけない。
意味がわからないままひたすら階段を登る。
相当登って、いま何階にいるか分からないくらい登って、廃墟のようなフロアに案内されて、さらにベランダまで出て柵を乗り越えさせられて、たどり着いたのは・・・・
僕らが泊まってたホテルでした。
えっ??
「アナザーホテル」って言ってなかった??
というか電気止まって真っ暗だけど??
なんか焦げ臭いけど???
そして彼は衝撃のセリフを口にします。
「もう大丈夫!今夜はここに泊まって!」
いやいやいやいやいやいやいや。
火事が起きて電気止まって焦げ臭い部屋に泊まるとか無いから!
って思ったけど、夜の暗闇の中10階まで階段で上がってもうヘトヘトだった僕ら。
まあ部屋が焼けてたわけじゃないからまあいっか、とこの部屋で寝ることに。その後わりとすぐ電気は復旧したし。
その後で別のスタッフもやってきて一言。
「アイムソーリー」
ソーリーじゃねーよ!!!
翌日ホテルを替えるときにまた一悶着あったのですがそれは明日。。。。
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