贅沢ハノイめぐり♪
シンチャーオ! naruです。
リアルタイムはまだプノンペン。1ヶ月半前にオープンしたばかりのカンボジア初イオンモールでhiroさんが下着を買おうとしたところ、パンツが異常に高くて思わず爆笑でした。トップバリュなのに1枚800円近かった!
ハノイ初日を満喫した私たち。次の日も人と会う約束をしていました。
近所でむかし同じ子ども会にも入っていたマヤさんの旦那さんで、ベトナム人のザンさん。マヤさんには随分と可愛がってもらっていて、今回の旅行前には一時帰国中のマヤさんに久しぶりにお会いして、ベトナム情報をたくさん教えてもらっていたのです。
ザンさんは日本語堪能で、ハノイを中心に観光ガイドをされているのだそう。どこまで甘えていいのか測りかねながらも、食事の前に市内を案内してもらえないかお願いしてみたところ快諾してくださいました。ありがとうございます!
はじめに向かったのはホーチミン廟。
ベトナム国民から今も絶大な人気を集める名指導者のお墓です。
立派な建物がお墓で、かつては演説などが行われるステージがあったとか。ホーチミンさんがベトナム民主共和国の独立宣言を読み上げた、歴史的な場所です。
ベトナム戦争のさなかに亡くなったので、ソ連の技術力を借りて遺体が保存され、終戦までは洞窟の中に隠されていたそう。私たちが行ったのは午後だったけど、午前中は無料で廟の中へ入れて、今も当時のままの姿で眠るホーチミンさんが見られるんだって。すごいけど、ちょっと怖い。
ウィキペディアによると「個人崇拝につながるようなお墓はつくらないで、遺骨はベトナム各地に埋葬してほしい」っていうのがホーチミンさんの遺言だったみたいなので、望まないかたちでここに安置されていることが、ちょっとかわいそう。
ホーチミンさんの元仕事場。
いまは海外からの来賓客を迎える外務省庁舎になっているみたい。
こちらは同じ敷地内にあるホーチミンさんの家です。
高床式の2階は仕事場とベッドルーム。一国を代表する人にしてはとても素朴で庶民的な家でした。
床下はお客さんを招いた時や、子どもたちと遊ぶ時に使っていたそう。子どもといってもホーチミンさんは独身だったので、近所や知り合いの子とかかな?
書斎。
緑に囲まれた敷地で窓を多く設けた広い部屋は開放的で気持ちがよさそう。
こちらは、さらに傍らにあった小屋。
戦時下は何かあった時にすぐに出られるように、ここで生活していたそう。
目の前には池もあって、ホーチミンさんがよくコイたちに餌をあげていたから、今でも魚たちが寄ってくるそうな。なんか微笑ましい。
ガイドブックには「ホーおじさんと呼ばれて慕われている」って書いてあったけど、ザンさんは「ホーチミン様」という呼び方をしていました。慕われているっていうより、尊敬されてるっていう方が近いのかなあ。
写真を見てもとても優しそうなお爺さんって感じだし、汚職などにも縁がなかったと聞くし、なんだか知れば知るほどいい人な気がします。呼び捨てにするのもはばかられるよ、ホーチミンさん。
次は文廟へ。ベトナムで最初にできた大学で、1779年まで約700年間に渡り、多くの学者や政治家を生み出してきたそう。孔子を祀る廟でもあります。
中にも門が。
かつてここを通れたのは科挙に合格した人だけだったという、ありがた〜い門。この左右にも小さな門があって、一般の学生はそっちを通らなきゃダメ。
亀が背負う石碑には、科挙に合格した人の名前が刻まれています。
鶴は千年亀は万年っていうけど、ベトナムでも同じようにいうらしい!
亀がなんとも言えない表情をしてるけど。ぐえー。
世界遺産にも指定されている、タンロン遺跡にも行きました!
ここはベトナム王朝時代のハノイ城城壁。
このタロン遺跡、世界遺産で、しかもアクセスもいい!
なので連れて行ってほしいとお願いしたのですが……、お願いしておいて申し訳ないことに、正直ちょっと微妙でした(汗)。
想像するような遺跡は、城壁をくぐった先にあるガラスの床越しに、ちょっと掘ったあとが見えるだけ(汗)。
本当はハノイ城の下に、中国が支配していた8世紀ごろからの王朝跡が折り重なるように残っているそう。偶然にも同じ場所に各時代の建物がたっていて、2002年にこの場所に国会議事堂を移転しようと調査した時に出てきたんだとか。これが目に見えないのが残念!
だから主にあったのはパネル展示。
展示されていた出土品の中には伊万里焼など日本の陶磁器もありました。
さらに進むと何やら地下に続く出入口が。
降りてみると……
旧北ベトナム軍の作戦司令室が出現!!
もはや遺跡なのか何なのか分かりませんが、タンロンの中では一番興味深かったです。
通信機がおかれている小部屋みたいなのもありました。
地図は実際に使われていたものらしいです。
激しい時代を生きたモノにさわる時って少し緊張しませんか? 私は少しドキドキしながら地図にさわっていました。
行きたいなあって思っていたところを、一気に見せてもらっちゃった!ヾ(´∀`*)ノ
このあと、少し休憩。
ザンさんに初めてのハイランズコーヒーに連れて行ってもらい、昨日に続きベトナムコーヒーの美味しさを再確認♪ 私たちの旅の話をしたら「羨ましいな〜」って言われちゃいました。えへ。でもザンはそれよりも、今は生まれたばかりの愛息子くんに夢中なのです。コーヒーを飲みながら、毎日送られてくるという動画を見せてもらってました☆ 私たちからしたら、充分そっちも羨ましいよー(笑)。
ひとしきり話したあと近くのホアロ―収容所へ行くも、いつの間にか閉館時間が近くチケット販売が終了していたため断念!
「ハノイで1番美味しい!」というお店(マイセンだったかな?)のフォーでお腹を満たしたあと
実はこのあと仕事があるというザンさん! 午前中も仕事を済ませてきてくれたそうで、文廟なんかも今日2回目だったって(汗)。お忙しいのに私たちのために時間をとってくれて、本当にありがたいです。
「8時くらいに終わるからここで待ってて!」
と案内されたのは……
マッサージ!!!!!
台湾でも、タイでも、惹かれつつもずっと我慢してきたものに連れてきてもらっちゃいました〜!(感涙)
FOOTって書いてあるけど、実は全身です。足湯して、フットマッサージして、ホットストーンマッサージまで受けさせてもらいました。
もう最高です。
ほぐされて夢見心地な私たちは、このあとザンさんの知り合いが開いたバーへ行き、そのあとマヤさんとも行ったというクラブへも連れて行ってもらいました! まさかのベトナムで水たばこ&クラブデビュー♪ 水たばこはりんご味。ザンさんとhiroさんは上手に煙を出してたけど、なんともコツが掴めず難しい〜。
なんか見てて、ベトナムの未来は明るいなって思いました。
お店は12時までというルールがあるので、そのころには私たちも退散〜。でも警察に賄賂を払えばこっそり営業しても大丈夫らしく(笑)、最後にシメのお粥屋さんに連れて行ってもらい、この日1日は終わったのでした。
土鍋で出てくる骨付き肉が入ったアツアツのお粥は、食べたことのないこってり系お粥!
お店の名前も分からないけど、ほんとーに美味しかったあ。
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