ベトナムなら生きていけるかも、と思った理由
シンチャーオ! naruです。
リアルタイムは、カンボジアの首都プノンペンです。次の国ミャンマーのビザを取るために滞在中。無事取れるのかドキドキしています。
さて、シンガポールから飛行機で約4時間。
私たちはベトナムのハノイにやってきました。
ハノイには私の知り合いとhiroさんの元同僚さんが住んでいて、出発前からベトナムの魅力についてたっぷり話を聞いていたので、ビザが有効な2週間めいっぱいいるつもり。チャンギ空港から9時過ぎのフライトで、ノイバイ空港についたのはお昼すぎの1時半頃でした。
入国には、帰りの航空券の提示が求められるかも……と聞いていたのでドキドキしたけど、何もなくスルー。よかったよかった。安心したら、急にお腹が空いてきました。
とりあえず腹ごしらえしてから市内へ行くことに。
空港内の飲食店は高いから少し悩んだけど、まあしょうがない。たしかベトナムは「バインミー」と呼ばれるバケットサンドが美味しいと言っていたので、その中で一番安いものをオーダーしました。出てきたものは、なんていうか超シンプル!(笑)
お皿の上にパンがころん。
薄いハムだけが挟まった、お世辞にも美味しそうとは言えない絵。
その見た目に完全に油断をしました。
私はここでベトナムの実力を見せつけられることになるのです。
このバケットがめちゃくちゃ美味しかった!
添えてあるキュウリとトマトを挟んで、セルフのケチャップをかけて一口食べた瞬間に「うま〜!!!Σ(°Д°ノ)ノ」ってなりました。挟んであるハムもさることながら、何と言ってもパンが美味しい。外はカリッカリで、中はもちっとふわふわ。
ななななな、なんじゃこりゃ。
かつてフランスに統治されていたベトナム。
バケットのレベルが高いのはそのためだそう。
油断していた私はバインミーに完全ノックアウト。
根っからのごはん党である私ですが、ベトナムにいる間だけはパン党に乗り換えました。ハノイにいる間毎日欠かさずバインミーを食べ続けていたような……。恐るべしバインミー。
腹ごしらえを済ませたあとは、長期滞在に備えて携帯用のSIMカードを購入し、市内へ向かうべくタクシー乗り場へ……と思ったら、さっそく向こうから声をかけられます。ぼったくりを異常に警戒する私たちは「Taxi, Taxi?」って客引きには乗らない! と思っていたのですが、相手もプロ。「ノイバイ! ノイバイ!」と車体のロゴをアピールしてきます。旅行者が求めるものを、分かっていらっしゃる……。
タクシー会社はいくつかあるようだけど、悪徳タクシーもいるそうなので、空港からはノイバイタクシーがいいよと聞いていた私たち。探していたのは、まさにそのタクシー。念のため事前に値段を聞いて、結局その運転手さんにお願いすることにしました。料金はメーターだけど、目安は市内まで15$程度。私たちはもう少しかかったと思います。
ハノイの「SUMMIT HOSTEL」に到着したころには、もう夕方。
宿はツインで約1,000円。窓はないけどシーツは清潔だし、水回りもリフォームしてあってキレイだから嬉しい。夜はhiroさんの元同僚のラムさんと会う約束をしているので、部屋でちょっと休憩して周辺を少しだけぶらり。
第一印象、ハノイはごちゃっとした街。何もかもが整然としていなくて、電線は絡み合ってるし、縦横無尽に走りまくるバイクに圧倒される。自分のいた環境とは違いすぎて、何を考えているのかちょっと掴めない感じもするけど、とてもエネルギーに満ちあふれている印象。ベトナム、面白そうかも?
午後6時にラムさんと待ち合わせして、私ははじめましてのご挨拶。
日本語も上手なので、英語が苦手な私にとってはありがたいです。えへ。
「何が食べたい?」と聞かれたので、迷わずベトナム料理をリクエスト! 華麗にタクシーを捕まえて、連れてきてもらったお店がこちら。
「クアン・アン・ゴン」。
偶然にも私もイチオシされていたお店で、満席で待ちが出るほど。どうやら大人気店みたいです。店名はベトナム語で「おいしいお店」って意味なのだとか。ストレートだな〜。
店はオープンエアーで、客席をの屋台風のキッチンがぐるっと囲むような演出。アジアンな雰囲気が素敵です♪ 屋台の一つひとつにベトナム各地の料理が並べられているので、さながらベトナム料理の博物館!
が、メニューが多すぎて、メニュー表から選べない……。
英語もあるけど、文字だけじゃどんな料理か分からない……。
というわけで、全ての屋台を端から端まで見て吟味! あれは何これは何と聞くたびに、にこにこと答えてくれる優しいラムさん。hiroさんの話通りとってもいい人。ちなみに、とーーーっても素敵な奥さまがいるそうです♡(写真で見せてもらったけど、びっくりするくらいきれいだった!)
日本の大学院に通う奥さまとの遠距離のお話や、お互いの近況について話しているうちに料理も到着。
到着初日、やっぱりまずは王道でしょってことで、生春巻き!
あ〜、こういうとき、生野菜に負けない強いお腹で助かる。
ベトナム風お好み焼き、と言われる「バインセオ」。
(この時は野菜なども一緒にライスペーパーに巻いて食べたけど、後日このまま食べるタイプもあったりで、本来の食べ方がよく分からないまま。どんな食べ方が正しいのかな?)
肉汁の染みだしたスープに、奥のそうめんみたいな麺をつけて食べる「ブンチャー」。
牛肉とつくねの2種類が入っていて、特に味濃いめのつくねが美味!
東南アジアはタイをはじめスパイシーな料理が多くて、それはそれで美味しいんだけど、辛くない味付けのベトナム料理のほうが私には馴染みます。しあわせです。
最後はデザート。カラフルな見た目が可愛くて涼しげな「チェー」♡
シャリシャリの氷と一緒にあずきやフルーツなどが入った、冷やしぜんざいみたいなスイーツ。
チェーは路上でもたくさん見かけたけど、カラフル&キュートさはこのお店が一番だったかな。
さらにこのあと「ベトナムのコーヒーが飲みたい」というhiroさんのリクエストにも応えてくれて、お店を移動。hiroさんは以前ラムさんにもらって飲んだコーヒーの美味しさが忘れられなくて、ベトナムに行ったらコーヒーを飲むんだってずっと楽しみにしていたから、ついに念願が叶います。
ガイドブックで見て気になってた「エッグコーヒー」を注文。
コーヒーにたまごが入ってるってどんな感じなんだろうと飲んでみたけど、とにかくあま〜い!
お茶うけ(?)は、ヒマワリの種!
「ベトナムではコーヒーには種なの?」と聞くと、別にそういうわけではないのだそう。でもあまりにも周りが全員食べてたから、そんなにおいしいの? と、満腹なのに注文してしまいました……。
小学生のころ収穫したヒマワリの種そのものです。
カリカリ前歯で殻をとっていると、頭のなかにハム太郎の歌が流れます……。
机の上に食べ散らかす文化!
食べ始めると止まらなくて、でもなかなか減らないので、3人でもくもくと食べてました。日本に帰ったら、ヒマワリ育てて食べようかな。
コーヒーを飲み終わる頃には、私のお腹はパンパン!
お腹はベトナムの美味しいごはんで満たされて、私にとってはじめてのベトナムの友達は素敵な人で、今日到着したばかりなのに、私の中のベトナム株はうなぎのぼり。
「ベトナム、住めるかも」
そんなことを思うくらい、充実した一日でした。
おまけのバインミー情報
カフェ リトルハノイ
空港でノックアウトされて以来、食べ続けたバインミー。
私もおすすめしてもらった「カフェ リトルハノイ」は、ハノイ旅行に来たらぜひ♪
深みのある木目調のインテリアがおしゃれなカフェのバインミーは、見た目も味もgood! 崩しちゃうのがもったいないくらいのバケットサンドです。
種類も豊富で(たしか10種類以上はあったような)、私はアボカド&カリカリベーコンをチョイス。日本語メニューもあって、テイクアウトもできるみたいでした。
ハイランズコーヒー
ベトナム大手のカフェチェーン。
もうここは、ハノイにいる間気づけば足が向かっているってレベルで通っていました。なのに写真がないのはなぜ……。
ここのバインミーはポーク、チキン、ツナの全3種類。それが19000ドン(約95円)で食べられるのです。チェーンとは思えない、パンにうるさいベトナムだからできるクオリティの高いバケットサンドが味わえます。個人的にはツナ押し!
ブラックもありますが、ベトナムでは一般的な練乳入りコーヒーの苦甘い感じもなかなかです。のんびり起きた休日のブランチや、糖分をとって頭を回転させたい朝に飲みたくなる味だな〜。
スタバと勝負しても、かなりいい線いくのでは。
日本にもできてほしいお店です。
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